ホテル関連事業での取り組み

ホテル事業は、多額の初期投資を行い、長い年月をかけて回収するという点において、海運事業と同じコンセプトであると共に、国内ビジネスとしてより安定的な収益基盤の確保を目指しています。また、同じリゾートホテルでありながら、北海道から沖縄まで、立地条件や季節ごとの趣向も異なる観光地でのホテル経営を行うことで、季節変化によるお客様のニーズや動向の変化に対しても年間を通じて偏りのない運営体制が維持でき、フレキシブルでバランスのとれたホテル経営を目指しております。

遠隔地におけるホテル、ゴルフ場、レストランの操業は、その土地における雇用や人流の創出、過疎化の抑止など地方創生にもつながり、サステナブルな取り組みとして地域社会の活性化に大きく貢献しております。コロナ禍で厳しい環境に晒されながらも、復調に備え体制整備を進めております。

また、関連事業として、オフィスビル、住宅賃貸を中心とした不動産事業をはじめ、保険代理店業にも取り組んでおり、経営の安定化に大きく寄与しています。2014年以降は海外での不動産事業も開始し、オランダ、フィリピン、インドで不動産を取得し事業を展開しています。

  • 社会への取り組み
  • 環境への取り組み

ホテル事業を通じた地域活性化

サフィールホテルズでは、地方における人口減少と経済縮小に歯止めをかけ、将来にわたって成長力を確保することを目指した地方創生に取り組んでいます。北海道から沖縄まで、個性あふれるホテル・ゴルフ場・レストランを展開し、訪れる人々にそれぞれの土地での気候・風土に即した、快適で自由な空間を提供しています。また、各地域におけるインフラの一種として人口流出の抑制や、雇用の創出、全国からの誘客効果による地域振興にも貢献しています。

地産地消への取り組み

日本全国に展開している各ホテルでは、地産地消の食材を積極的に取り入れるような食事の提供を行っています。その地域の食材を提供することで、地元の食材を知り食事を愉しんでいただくとともに、輸送に係るCO2排出の抑制やコストの削減にも貢献しています。

クリーン活動への参加

サフィールホテルズの各ホテルでは、地域で開催されているクリーン活動に参加しています。
ラグナガーデンホテルでは、2021年11月に「水辺の美化プロジェクト」(宜野湾ロータリークラブ主催)、2022年2月にはコンベンション通りのクリーン作業(沖縄コンベンションシティ会主催)に参加しました。

誰もが安全で快適に過ごせるホテルづくり

サフィールホテルズの各ホテルでは、すべてのお客様が安全で快適に過ごしていただけるよう、客室や施設のバリアフリー化に取り組んでいます。

サフィールホテル稚内

  • バリアフリートイレの設置
  • 段差のない客室の設置

ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ

  • 床の段差をなくしたバリアフリー化
  • バス・トイレに手すりを設けたハートフルルームの設置

ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ

  • 手すりやスロープ、車いす用エレベータの設置
  • バリアフリートイレの導入

シーサイドホテル舞子ビラ

  • 1998年9月にハートビル法基準適合ホテルとして開業
  • スロープやエレベータの完備
  • バリアフリートイレの設置
  • 手すりや介護用備品の装着可能なユニバーサルルームの併設

ラグナガーデンホテル

  • バリアフリールームの設置
  • 館内各所エレベータ、宴会場トイレのバリアフリー化

従業員の働きがいの向上

インターンシップの受け入れ

近年、サービス業の従事希望者が減少傾向にあると言われる中、ホテル専門学校生・調理学校生・国内外の大学生に向けて有益な実習体験を積極的に提供し、就業体験を目的としたインターンシップの受け入れを行っております。

ブラザー&シスター制度

新入社員の悩みや相談を受け止め対応できる環境を整えるため、新入社員1名に対して若手社員1名がブラザー・シスターとして担当しています。気兼ねなく話ができる雰囲気作り、仕事の進め方や仕事に対する心構えのアドバイスなどを通じて、会社で孤立しないようにケアを行い、新入社員の定着率向上に繋げております。

外国人雇用の促進

労働環境を整備し、国籍、年齢、性別に関わらず、多くの国のスタッフと国境を越えて共に働き、お互いに理解を深め合っております。

ホテルにおける環境配慮

当社グループのホテル&リゾート部門であるサフィールホテルズでは、より安心・安全で快適な滞在を提供できるよう、お客様にもご協力をいただきながら、環境への取り組みを行っています。衣食住のうち食・住の役割を担うホテルでは、環境への負荷を削減する取り組みが、社会への大きな貢献につながります。

フードロス削減の取り組み

サフィールホテルズの各ホテルでは、お客様に「食べ残しゼロ」にご協力いただけるよう、ポスター等を掲示しています。また、料飲調理部門では、消費期限切れでの廃棄量を減らすために、計画的な在庫の見直しや、期限が間近の食材を複数店舗に展開して消費を図るなどの取り組みを行っています。

客室での取り組み

客室では、ルーム清掃が不要な場合にお知らせいただくための「エコサイン」を導入し、備品等の新品の使用削減につなげています。また、トイレットペーパーのホルダーに節約メッセージが書かれたカードを配置し、紙資源を大切にご利用いただくよう呼びかけています。

紙製ストロー、エコ箸の使用

サフィールホテルズの各ホテルでは、プラスチックごみおよびCO2排出量の削減のため、紙製ストローを採用しています。また、環境に配慮したエコ箸の導入により、森林資源の保護や廃棄物削減にも貢献しています。

館内照明のLED化

省エネルギー施策として、館内照明のLED化を順次進めています。一般電球に比べ、使用電力の少ないLED照明を使用することで、環境への負荷を軽減しています。