2021年~

2021年~ 新たなる船出(創業 110 年を経て)

2021年~ 新たなる船出(創業 110 年を経て)
2020 年、新型コロナウィルスは、これまでの世界を一変させました。
当社におきましても、海運部門やホテル部門などでその影響を大きく受けました。

そのような最中、2021 年 5 月に創業 110 周年を迎え、その節目に内田貴也が社長に就任しました。

海運業においては、2021 年に LNG 船 2 番船、3 番船が当社船隊に加わりました。
2022 年には、メタノール燃料も燃焼可能なエンジンを搭載する当社初のメタノールタンカー 2 隻が竣工し、当社グループの海運業における更なる発展に寄与しました。
また海運界が掲げる 2050 年 GHG ネットゼロの目標の実現に向けて新技術への取組みを積極的に進めております。

さらに、当社グループにおける保有隻数、管理隻数ともに順調に増加し、2022 年には保有隻数が 70 隻、管理隻数含め 130 隻に到達しました。
今後もグローバルな競争に勝ち抜く将来を見据え、保有隻数、管理隻数ともにより一層の増加を目指して参ります。

また、グローバル化への対応についても歩調を緩めることなく、各海外拠点における発展や成長を追い求め、より現地におけるプレゼンスを高める姿勢をグループ全社で共有をするように努めております。
その一環として、インド ムンバイでも新たにオフィスビルを購入しました。

一方で、ホテル業では、各拠点とも新型コロナウィルスの影響で集客が見込めない時期が続いておりました。そのような中でも、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパでは世界的な建築家 隈研吾氏により、デザインされた北海道洞爺の自然と文化が織りなす、洗練された空間を堪能できるピッツェリアのレストランを 2022 年 7 月にオープンしました。

また 2022 年 7 月には当社グループ第 1 号ホテルのラグナガーデンホテルが開業 30 周年を迎えました。
現在の海運業、不動産業そしてホテル業という 3 本柱の内のホテル業の礎を築くきっかけとなったラグナガーデンホテルが 30 年を迎えたことに感慨もひとしおであり、初心を忘れることなく、更なる当社グループにおけるホテル事業の地盤を確立していきます。

新たな事業として保育園事業そして介護付有料老人ホームの拡大にも努め、大阪・神戸を中心に保育園の園数も 10 ヶ所を超え、また福岡にも新たに追加進出し介護付き有料老人ホームも 3 拠点に増えました。